いっしょに考えましょ

MRのみなさんを応援するブログです。

2019-01-01から1年間の記事一覧

先を読む力をつけよう その10 トレーニングを続けましょう

同じ仕事を何年も何十年もやっていると、意識しないと新たな切り口で世界を見ようとしなくなってしまいます。経験を元にした先読みは、これだけ変化が早くて未知の世界では不十分なことが多いと思います。いざ前例がない事態が起こったときに、思考停止に陥…

先を読む力をつけよう その9 将棋で大局観を養う②

多くの方は小さいころ将棋に触れた経験があると思います。その後は自分で指すことが無くなってしまったかもしれませんが、ルールはそう難しくありませんし、自分ではできなくとも、盤面を見てああだこうだと考えることはできると思います。 将棋は頭の中で先…

先を読む力をつけよう その8 将棋で大局観を養う①

将棋はビジネスと似ています。「矢倉」や「囲い」と呼ばれる「型」があり、それはMRが顧客と対話するときの「話法」と似ています。将棋の「次の一手」は幾通りもありますし、一手ずつ攻守が交替するところは、対話しているときに相手の出方に応じて臨機応変…

先を読む力をつけよう その7 思考実験してみる③

MRのBさんには低血糖時の特効薬であるインスリンを5名分割り当てられました。目の前に5人の患者さんが低血糖で苦しんでいます。1人は重症で、4人は中等度です。重症の患者さんは5人分の薬があれば助かりますが、あいにく薬が効きにくい体質で、効かない可能…

先を読む力をつけよう その6 思考実験してみる②

ある日、大災害が起こり、あなたは避難所に避難しました。集まった人の多くは常備薬も持たずに逃げてきました。非常時かつ人道的配慮から医薬品を無料配布することになりましたが、医師や薬剤師など医療従事者が不在で、薬のことをわかっている人がいません…

先を読む力をつけよう その5 思考実験してみる①

思考実験といえば「トロッコ問題」が有名です。皆さんも以下のような話を聞かれたことがあるでしょう。 「線路を猛スピードで暴走しているトロッコがある。その先に5人おり、このまま進むと5人全員轢かれてしまう。自分はボタンを押してトロッコの進路を変え…

先を読む力をつけよう その4 「もし・・だったら」を繰り返す③

「もし想定した質問以外の質問をされたら?」「もし急に説明会の時間が半分に減ってしまったら?」「もし開始時間になっても参加者の集まり芳しくなかったら?」「もし弁当が間に合わなかったら?」「もし自分が体調不良で出社できなかったら?」などのハプ…

先を読む力をつけよう その3 「もし・・だったら」を繰り返す②

経験に頼りすぎると、想定外の事態が起こったときに対応しづらくなり、イノベーションが生まれにくくなるような気がします。経験にプラスして、目の前で起きている事実をもとに、まだ見えていないものを見ようと心掛ける習慣を持つことが肝心だと思います。 …

先を読む力をつけよう その2 「もし・・だったら」を繰り返す①

未来は誰にもわかりません。わからないこそ積極的に予測して準備しておくことがリスクヘッジになります。私たちは日々どのような訓練を積めば、先を読む力を伸ばせるでしょうか。 1.「もし・・だったら」を繰り返す 過去の経験に基づいて未来を予測すること…

先を読む力をつけよう その1 先を見越すことの大切さ

日ごろから先を読む訓練を積んでいたら、生死を分けるような重大な局面で役立ったという研究があります。イギリスの心理学者ジョン・リーチによると、飛行機事故など不意の事態に見舞われたとき、私たちが取る行動は次の3つに分かれるそうです。 1、冷静に…

どうやって苦しみを乗り越えるか その10 苦しみを経て得られるもの

苦しい日々を学びに繋げる強かさを持つことも大切です。どのようなものが得られるでしょうか。 1.自分の味方が誰なのかがわかる 2.信頼できる人、できない人が明確になる 3.回復するにつれ幸福感が増す 4.自分に過失はなかったか、他人を傷つけなか…

どうやって苦しみを乗り越えるか その9 時間が解決してくれるのを待つ

いかなる対処法を持ってしても消化しにくい辛い出来事もあります。しかしそれでも時間が経てば、少しずつ過去に追いやられていくものです。私たちは日々生きていくにつれて過去を忘れていきます。それは私たちが生き続けるために体得した能力とも言えるでし…

どうやって苦しみを乗り越えるか その8 ほかの心配をする

私たちは複数のことを一度に心配するのが苦手のようです。職場で辛いことがあり絶望したとき、心配しても仕方ない心配事を思い浮かべれば、一時的に気がまぎれますし、心配しても未来はわからない、仕方ないという真実を改めて見つめることができます。 天災…

どうやって苦しみを乗り越えるか その7 客観的に見てもらう

自分のことを大切に思ってくれている人、妻や親友、同僚に話を聞いてもらい、客観的な立場から自分の状態を評価してもらいましょう。自分では見えない部分を気づかせてくれると思います。 心が弱っている時は、どうしても自分を非難しがちです。このような時…

どうやって苦しみを乗り越えるか その6 ことわざを噛みしめる

ことわざは年月に耐えて継がれてきた人生の知恵であり、苦しいときの心の支えとなることばがたくさんあります。「人間万事塞翁が馬」「栄枯盛衰」「明日ありと思う心の仇桜」などのことばは、辛い時期、落ち込んだ心に優しく染み込み滋養となるのではないで…

どうやって苦しみを乗り越えるか その5 自分よりも苦しんでいる人がいることを知る 

世の中には辛いことがあり苦しんでいる人がなんと多いことでしょう。それでも人々は乗り越え、生きている。その真実を思い返してみましょう。 人の不幸は蜜の味ということわざがあるように、私たちは他人と比較することで自分の幸不幸を測るきらいがあります…

どうやって苦しみを乗り越えるか その4 物理的に離れる

しんどくなり体調にも悪影響が出てきたら、無理せず現場から離れましょう。眩暈や吐き気、胃痛などは典型的なストレス性の障害です。交感神経を休め、症状が悪化しないようにしましょう。仕事より身体のほうが大切です。仕事は他人に代わってもらえますが、…

どうやって苦しみを乗り越えるか その3 後悔ではなく 反省する

過去は変えられません。だから、くよくよ自分を責めているだけでは何も変わりません。後悔という重荷はどんどん溜まり、苦しくなる一方です。これも気のもちようですが、「後悔ではなく反省しよう」と自分に言い聞かせ、悩む代わりに学ぶ習慣をつけるように…

どうやって苦しみを乗り越えるか その2 しかたない と受け入れる

人の気分は心の持ちよう次第といわれます。苦しいのは、それを苦しいと思っている自分であり、事象自体が苦しみではないのですが、実際は、言うは易し行うは難し。苦しいものは苦しい。「そうなのだ、しかたない」とため息をついてもよいのではないでしょう…

どうやって苦しみを乗り越えるか その1 いろいろあります

職場で上司や同僚からいじめられたりハラスメントを受けたり ルール違反だと言われたり嫌疑をかけられたり罰せられたり もしこんなことがあると辛くて出社したくなくなります。どうすれば克服できるでしょう。結論からいうと、たいていのことは時間が解決し…

頼まれたときがチャンス その10 積極性が自分を磨く

さらに上のレベルをめざすならば、頼まれそうな案件を予想して先回りしてみましょう。例えばCCで飛んできたメールを読んで「上司が自分に振ってくるだろうな」と思ったとき。先回りして「これ、私がやりましょう」と伝えてみる。上司は驚き、「よくぞ気が付…

頼まれたときがチャンス その9 とにかく動いて対処するのが吉

このようなときは、とにかく何か、目で見えるものを作ってみましょう。上長同士も頭の中に絵を描きながらディスカッションしているため、互いにまったく同じものを見ているわけではありません。誰にも見えないものを創りだす業務を担当することに誇りを持ち…

頼まれたときがチャンス その8 依頼内容がよくわからなくても

依頼された内容がよくわからなければ、確認しないと良い仕事ができません。でも、本人さえハッキリ見えていないこともあるでしょう。 上長同士の会議に自分が同席しているケースを思い浮かべてみましょう。ディスカッションの結果、合意した内容をうまくまと…

頼まれたときがチャンス その7 しくじったAさんのケース

AさんはBさんからの依頼メールに気づいたのですが、忙しかったので後回しにしてしまい、すっかり忘れてしまいました。後日、「来週ならできます」と返事したのですが、Bさんは、「返事が遅い。しかも断ってくるし」と良い気持ちがしません。 黙ってメールを…

頼まれたときがチャンス その6 断り文句に落とし穴

ときにはトイレに行けないくらい忙しくて、手が回らないこともあるでしょう。あとでなら対応できるがいまは断りたい場合、「いついつならば対応できます」という返し方が定番です。 ただし、それを速やかに相手に伝えなかったために、要らぬ悪評価を得てしま…

頼まれたときがチャンス その5 断るなら速やかに

上司は育成を念頭にストレッチした業務を与えることがありますので、無下に断るのは良くない場合もあります。もちろん、チャレンジすることで自分の能力を伸ばすことができるかもしれません。しかし、「これは断るべきだ」と自分の心が叫ぶ案件ならば、勇気…

頼まれたときがチャンス その4 潔く断ることも大切

依頼はできるだけ受けたほうがよいのですが、難易度の高い仕事を振られたときに臆することもあるでしょう。自分の能力は自分が一番よくわかっています。どうころんでも自分にはできそうもないレベルの依頼には、きちんと断ったほうが良いと思います。 無理し…

頼まれたときがチャンス その3 がっかりされないために

顧客や上司以外からの依頼にもできるだけ即応したいものです。私たちは現金なもので、自分が世の中で一番忙しくて、大切だと思いがちです。相手が対応してくれる時間が早いほど、自分が大切にされていると感じてしまうのです。 自分が相手に助けを求めたとき…

頼まれたときがチャンス その2 上司からの依頼は最優先

急に頼まれる。それは相手がそのとき自分を必要としているからです。だから対処する時間が短いほど、相手からの感謝・評価は上がります。私たちの誰もが忙しい中、スピードはときにクオリティよりも高く評価されます。つまり1週間かけて100%に仕上げるより…

頼まれたときがチャンス その1 応対次第で運命が決まる

「ちょっといい?」忙しいときに限って声がかかるものです。頼られるのは嬉しいものですが、正直困るときもあるでしょう。でも、頼まれたときこそ相手との信頼関係を深める絶好のチャンスです。 私たちは現金なもので、応対の仕方ひとつで受け止め方が大きく…