メールの件名を工夫しよう その5 事例①:何をして欲しいのかよくわからない
それではふたつの事例とその改善例を見比べながら考えてみましょう。皆さんのところに同僚からメールが届いたところを想像してみてください。
件名:会議の件
本文:標題の件、ご連絡です。部長とお話しした際、プロジェクトが終了したらこれまでの状況を確認するためにミーティングの時間を取りましょうとおっしゃられました。よろしくお願いします。
解説:「会議の件」という件名から得られる情報はわずかです。本文の冒頭に「連絡」とありますが、文末は「お願い」になっています。どちらなのでしょう。部長の期待はなんとなくわかりますが、情報が少なく、自分に何が求められているのかもよくわかりません。これでは何度かメールのやり取りが必要でしょう。